2014-01-01から1年間の記事一覧

(お知らせ)SP講談 二〇世紀之大衆藝能第25回  『東北民謡のSPレコード』 /平成26年12月5日(金)・高円寺「円盤」19:00

1 じょんがら節 函青くに子 コロムビア 26038 昭5年12月 2 津軽小原節 工藤美栄子 梅田豊月 ニットー 3705 昭4年10月 3 津軽小原節 工藤玉枝 ヒコーキ 70007 昭4年8月 4 津軽三下り 津軽家シワ子 梅田豊月 ポリドール 258 昭5年4月 5 じょんがら節 鳥井森鈴 …

◎お知らせ◎岡田明美・松崎八重子の大島紬・藍染古布作品展「こつこつ展」30回

◎お知らせ◎ 大島紬・藍染古布作品展「こつこつ展」30回 ・2014年11月21日(金)〜25日(火) ・AM11:00〜PM18:00.最終日はPM15:00 ・アートスペースK(新宿区神楽坂2-11) ・電話3266-1137(会期中) 毎年、私の家内岡田明美と松崎八重子さんの二人…

(お知らせ)SP講談 二〇世紀之大衆藝能第25回  『東北民謡のSPレコード』 /平成26年12月5日(金)・高円寺「円盤」19:00

青森・秋田・山形の民謡を聴きます。戦前録音中心。小生、今回のテーマは門外漢なので、お取次ぎするということだけになりますのでご勘弁願います。(予定演者) 成田雲竹、原田栄次郎、工藤玉枝、福士リツ子、津軽家シワ子、山本麗子、広部もも子、塚本修三…

(お知らせ)SP講談 二〇世紀之大衆藝能第24回  『浪花節のSPレコード』 /平成26年10月3日(金)・高円寺「円盤」19:00

明治・大正・昭和の浪花節の名演をSPレコードで聴きます。 (日時)・・・平成24年10月3日(金) (会費)・・・1500円(1ドリンク付) (場所)・・・杉並区高円寺南3-59-11五麟館ビル2F 「円盤」(JR「高円寺駅」南口を出たら右(三鷹方面)に線路沿いを…

(お知らせ)SP講談 二〇世紀之大衆藝能第23回  『校歌』 /平成26年8月1日(金)・高円寺「円盤」19:00

校歌のSPレコードの特集。校歌は名曲の宝庫。北海道から九州、そして満州・台湾など外地の校歌も聴きます。演奏予定曲は適当に選びました。希望校がありましたらご連絡ください。所蔵していましたら当日かけます。(岡田則夫)(演奏予定曲) 函館商業学校…

●お知らせ●文化放送「福井謙二グッモニ」6月24日(火曜)、朝8時20分頃から出演します。

SPレコード収集談義の話をさせていただきます。10分ほどちょっとでるだけです。早起きのみなさま、お聴き願えれば幸いです。

●(終了)SP講談 二〇世紀之大衆藝能第22回  『日本の演劇』 /平成26年6月6日(金)・高円寺「円盤」19:00

(演目) 1 新劇 新演劇喜劇夏小袖 五郎右衛門、佐助 お染 小嶋文衛 英国グラモホン G.C.11170 明36年2月 2 新劇 復活 松井須磨子 オリエント A756 大3年 3 新派劇 生さぬ仲 福井茂兵衛・桃谷百合子 ヒコーキ 1446 大14年6月 4 新派劇 七年後の金色夜叉 和歌…

SP講談 二〇世紀之大衆藝能第22回  『日本の演劇』 /平成26年6月6日(金)・高円寺「円盤」19:00

今回は、さまざまな演劇のSPレコードを聴きます。 新劇 新派劇 新築地劇 琵琶劇 新国劇 浅草オペラ 宝塚少女歌劇 松竹少女歌劇 曾我廼家劇 志賀廼家劇 大和家小宝楽一座 笑の王国 松竹家庭劇 新聲劇 国精劇 など

SP講談 二〇世紀之大衆藝能第21回  『レコードになった漫画』 /平成26年4月4日(金)・高円寺「円盤」 19:00

漫画関係のをSPレコードを聴きます。おひまがある方、よろしければお越しください。(日時)・・・平成26年4月4日(金)(会費)・・・1500円(1ドリンク付)(場所)・・・杉並区高円寺南3-59-11五麟館ビル2F 「円盤」(JR「高円寺駅」南口を出たら右(三…

落語本蒐集四十年 ⑥ ◎懐かしの落語本屋 「篠原書店」の巻(続き)

◎懐かしの落語本屋 「篠原書店」の巻(続き) 前月号で、今はなきあの懐かしい篠原書店の思い出をお話した。私は、かつての篠原書店のような味のある古本屋を訪ね歩くことを無上の楽しみにしている。見知らぬ土地に出かけ、そして、思いがけない店で思いがけ…

落語本蒐集四十年 ⑤ 懐かしの落語本屋 「西麻布・篠原書店」の巻

◎懐かしの落語本屋 「西麻布・篠原書店」の巻 篠原書店は西麻布の交叉点を高樹町の方向に向かって一本目の細道を左に曲り、少し歩くと右手にある繁成寺の敷地内にあった。むかしは麻布笄町とよばれたところである。白っちゃけたビルが建ち並ぶ六本木から霞坂…

落語本蒐集四十年 ⑦ ◎懐かしの落語本屋 「谷中・鶉屋書店」の巻

鶉屋書店を教えてくれたのは、日大文理学部落語研究会の仲間で、地元日暮里生まれの福田喜久男君である。昭和四十一年春、例会の帰りに一緒に行ったのが最初だった。日暮里駅の谷中方面の出口を出ると、御殿坂というなだらかな坂になっている。この坂を登りきり…

神田のうた⑫『復興神田音頭』 

東京が本格的な空襲を受けるようになるのは、昭和十九年十一月二十四日からである。占領されたマリアナ諸島の基地から飛んできたB29重爆撃機による爆撃であった。この日から、昭和二十年八月十五日の終戦までの九か月の間、空襲は休みなく続けられたので…

神田のうた⑪美空ひばりの『お祭りマンボ』

お祭りを歌った流行歌は沢山あるが、その中で一曲を選ぶならば、私がぱっと頭に浮かぶのは美空ひばりの『お祭りマンボ』である。 きっぷよくて、お人好し、賑やかなことが好きで、そして、ちょっとおっちょこちょいといった江戸っ子の気風がこの歌からみなぎ…

神田のうた⑩奥村五百子と『愛国婦人会音頭』

『愛国婦人会音頭』千代田区役所の正面右側の植え込みの中に、小さな石碑が三つ並んで建っている。 右が「日本体育會体操学校之跡」、中央が「愛國婦人會発祥之地」、左が「九段精華学校発祥之地」の碑である。よほど注意して見ないと通り過ぎてしまうほど目…

神田のうた⑨藤山一郎の「ニコライの鐘」

「ニコライの鐘」 聖橋を御茶ノ水駅に向かって中ほどまで渡ると、右手にうす緑色の円い屋根のニコライ堂が見える。神田の街でニコライ堂のあるここ駿河台は異国情緒を漂わせている一画である。ニコライ堂の名称の由来は、幕末に来日し、五十年にわたって布教…

神田のうた⑧ 正岡容の『英霊布団』 (春日井おかめ・柳家小半治・古今亭志ん生)

◎『英霊布団』 むかしの神田は、今よりももっと遊興気分の濃厚な町だった。 寄席や映画館の密集地でもあった。おもな映画館を挙げると、神保町の「東洋キネマ」、淡路町の「シネマパレス」、表猿楽町の「神田日活館」、表神保町の「南明座」と「新声館」、連…

神田の歌⑦「なんだ神田」の歌 

◎書生節「スカラーソング・(なんだ神田の歌)」 東京の地名を読み込んだ無駄口や洒落言葉は多い。「恐れ入谷の鬼子母神」、「嘘を築地の御門跡」などは、今も落語や芝居の中に生きているし、日常生活の中でも聴くことがある。神田を使った無駄口には「なんだ…

神田のうた④ ◎「神田囃子」

◎「神田囃子」 今年は二年に一度行われる神田祭の本祭りが行われる年である。祭りのクライマックス、約百基の町神輿が参拝する神輿宮入の当日は、神田明神の一帯は善男善女で埋め尽くされる。 お祭りに欠かせないものは祭り囃子だろう。 神田囃子をはじめ江…

神田のうた⑤ ◎「電車唱歌」

神田のうた⑤ ◎「電車唱歌」 かつて東京の町には網の目のように路面電車の線路が張り巡らされていた。昭和三〇年頃の路線は四十一系統におよび、九百三十四台の車両がざっと百七十万人の乗客を運び、東京の交通の中心を担っていた。 「チンチーン、動きまーす…

神田のうた④ ◎唱歌「廣瀬中佐」

◎唱歌「廣瀬中佐」 神田須田町の交叉点近くにあった廣瀬中佐と杉野兵曹長の銅像は、戦前まで西郷隆盛や忠犬ハチ公の銅像のように誰でも知っている有名なものだった。東京名所の絵葉書にとりあげられ、修学旅行の見学場所でもあった。銅像の場所は、ちょうど…

神田のうた②「明治大学校歌」

明治大学校歌は校歌の中で早稲田の校歌と並んで出色とされる。 関係者だけでなくこれほど国民に親しまれている校歌はないだろう。私が最初に覚えた校歌も明大校歌だ。神田で下宿していた親戚の明大生が、本郷弓町の私の家によく遊びに来て、幼稚園生の私に口…

「神田のうた①」『神田小唄』

「神田のうた①」『神田小唄』「神田」にちなんだ歌は数々あるが、『神田小唄』は学生たちをテーマにした最初の歌ではないかと思う。二村定一が歌うジャズソングである。レコードは昭和四年四月、日本ビクターから発売された。この曲がヒットした昭和四年は、…

神田のうた⑳ ◎「モク拾い」の思い出

◎「モク拾い」の思い出 最近神田の街を歩いて気が付くのは、歩きタバコをしている人の姿をほとんど見かけないことである。 千代田区は平成十四年十月一日、路上喫煙や吸殻・空き缶などのポイ捨てを禁止する「生活環境条例」を施行した。私はくわえタバコで古…

神田のうた⑲「本郷弓町駄菓子屋懐古」(3)宝袋

◎駄菓子屋玩具 昭和二十年代の駄菓子屋玩具は、まだビニールやプラスチック製のものはなく、紙や木や竹やブリキやガラスやゴム製がほとんどだった。男子に人気があったのは、ベーゴマ、ビー玉、メンコが御三家。メンコは角メン、丸メン、豆メンコ、人形メン…

神田のうた⑰「本郷弓町の駄菓子屋懐古」(2)セロハンニッキ

◎セロハンニッキ 駄菓子の菓子には、前号でお話した「寒天棒」のほかにも、絶滅したものがある。 「セロハンニッキ」もそうだ。これは、透明なセロハン(セロファン)紙に、赤く着色した甘いニッキ液を浸し、乾燥させた後、コヨリのように縒(よ)って棒状にし…

神田のうた⑰ 「本郷弓町の駄菓子屋懐古」(1)寒天棒

「駄菓子屋の思い出」(1)寒天棒 私が子どもの頃には、どこの町内にも駄菓子屋があった。お客は幼児から小学生くらいまでがお得意さんで、中学に入るとあまり行かなくなる。店番をしているのはたいていお婆さん。四五人も入るといっぱいになる狭い店内に、…

神田のうた⑯ 「本郷大横町縁日懐古」(4)十徳ナイフ

「本郷大横町縁日懐古」(4)十徳ナイフのタンカバイ 縁日では、面白い口上をつけて売る、いわゆる「タンカ売(バイ)」もいろいろ出ていた。大きな声を出して威勢良く売る、瀬戸物屋や反物屋やバナナは、タンカ売の中でも、香具師の符丁で「大ジメ師」と呼ば…

神田のうた⑮「本郷弓町縁日懐古」(3)べっこう飴とウエハース

「本郷弓町縁日懐古」(3)べっこう飴とウエハース 縁日のべっこう飴は、今もある息の長い商品である。私の子どもの頃は綿飴同様、これも作りながら売っていた。 私は、どんな風にして作るのか見るのが好きで、あきもしないで、じっとながめていたものだ。べ…

神田のうた⑭「本郷弓町縁日懐古」(2)

神田のうた⑭ 「縁日懐古」(2) ◎「綿あめ」と「どんどん焼き」 縁日の食べ物で、今も子どもたちに人気があるのは「綿あめ(綿菓子)」だろう。あの、綿雲のようなふわっとした形、そして口に入れた時、すっと溶ける独特の感触。こんな不思議なお菓子は珍し…